秋のお彼岸はおはぎ。
萩の花の咲く時期であることから秋はおはぎ、冬はぼたんの花の時期だからぼた餅なんだそうです。
新小豆の収穫の時期なので秋はつぶあんで楽しみ、冬は収穫から時間が経ち水分が少なくなっているので、こしあんにして作るのが本来の作り方なんです。
小豆ごはんは”おめでとう”と言われ、お祝い事や節目に食べる縁起物。
腎臓や耳に似た形をする小豆は冷えによく、腎臓の目詰まりを防いでくれます。最近めっきりと朝晩涼しくなって、雨が降るとぐっと冷えを感じはじめ、体を冷やさないように気を付けたい季節です。
南国で作られるフルーツ、コーヒー、夏野菜などは控え、煮込んだスープなどがほしくなるころ。夏の残りのそうめんはあったかい煮込みにゅうめんにして食べると、胃にもやさしくてこの季節にはおすすめです。出汁にはたっぷりきのこと切り干し大根をいれると体内の蓄積した脂肪デトックスや腸のお掃除にもなります。
季節行事を体感し、旬に寄り添う。行事ものは忘れずに意識的にいただきたいもの。
季節の変わり目の無病息災を祈り、ご先祖様を思い、手作りおはぎをつくりませんか?
おはぎのあんこは、体を冷やす白砂糖は使わず、ドライフルーツのデーツやレーズンで甘味をつけるといいですよ。甘酒を入れてもお子さんには喜ばれます。
今夜も月が明るく美しいですが、明後日は満月、中秋の名月ですね。お月見だんごもぜひ作って空を見上げてみませんか?
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